田ノ尻古窯跡群

 田ノ尻窯は慶長7年(1602)美濃国土岐郡大平村の人、加藤太郎右衛門尉景里築窯に始まり、かなり大規模に操業されたものと思われるが、天保年間(1830-1843)に廃業したと伝えられています。

田尻(たのそ)窯跡群

 水上川の北側南斜面に分布する田尻小窯群は、創業を慶長7年(1602)加藤景里(かげさと)の築窯におき、廃業を天保年中(1830~1843)と古文書は伝えている。
 田尻一号窯は本地域の最西端にあり、全長20m余り、幅1.5m程の有段斜めサマ連坊式登り窯で、焼成室(胴木之間)と14の焼成室がある。標高351.5~360mの丘陵に傾斜角25度程に斜面を削平して床面をつくり、段差に隔壁と数個の斜めのサマを造っている。7房から10房にかけて窯体が左にやや弓なりになっているが、これは多房の登り窯にはよく見られる。本窯では、燃焼室の残存状態がよく、床面・側壁・割竹状の天井部などの形態が明確になった。焼成室の天井部はいも虫状で、4房までの外壁近くに深さ、並列はまちまちだが柱穴跡がある。また、4~10房の隔壁の乱れ、二重窯床・外壁左右地面に上下層が確認され、使用後休止した窯を、増室など大改修して再使用したものと思われる。窯の入口は右側で、四ヶ所に削平したほぼ方形の場所があり柱穴も確認された。窯入れ、窯出しなどの作業場跡と思われる。
 2・3号窯は、1号窯の右物原(ものはら)の端にあって、二階建の建築物のように完全に重なって築かれている。二号窯の天井を落し、斜平して床面をつくり、隔壁・側壁を基礎にして3号窯を築いている。構造は1号窯と同じで、耐火焼成土砂床面の上に匣鉢を伏せ焼き台に、サマ部分に丸窯匣鉢を利用するなど、築窯材料の使用が巧みである。中馬街道地域に多い構造の窯で、1・2・3号窯とも17世紀に操業されたものである。
 焼成品は大鉢・中鉢・天目茶碗・ぐい呑・丸碗・丸皿・壺・各種の茶入・香炉・水滴・徳利・擂鉢などで銅緑釉・灰釉・長石釉・鉄釉が施釉されている。銅緑釉や鉄釉の流し掛け・天目茶碗・茶入・大鉢・中鉢などに本窯の製品の特徴がみられる。

 昭和55年3月建立
  瑞浪市教育委員会
  美濃古窯跡群保存協議会
  日本ナショナルトラスト
(現地の看板より)

田ノ尻窯跡群(たのそかまあとぐん)

 瑞浪市南部の陶町には、江戸時代に中馬街道と呼ばれた道が通じており、この街道沿いでは安土桃山時代から江戸時代にかけて築かれた複数の窯跡群が確認されています。
 田ノ尻窯跡群は、陶町水上(旧・恵那郡水上村)を流れる水上川の北側に所在しています。慶長7年(1602年)に加藤景俊が窯を開いたといわれ(一説には、窯を開いた人物は景重・景里とされています)、当時の領主であった小里氏の御用窯となったとも伝えられます。
 窯跡群には11基の窯があるとみられ、昭和53年(1978年)に1号窯跡の発掘調査が行われました。その結果、焼成室(製品を焼くための部屋)が14室ある大形の連房式登窯(焼成室が階段状に配置された窯)が確認され、およそ江戸時代前期の17世紀半ば頃に操業していたことが明らかとなりました。発掘調査が一部の区域にとどまるため、窯がいつ頃まで操業していたかは明らかではありませんが、江戸時代の中期の18世紀頃までと推測されています。
 なお、現地で窯跡の遺構を見ることはできませんが、出土した陶片は明世町にある瑞浪市陶磁資料館で公開されています。

市指定文化財(昭和56年3月20日指定)
瑞浪市陶町水上2番地の1

(瑞浪市HPより)

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