釜戸町上平 若宮八幡神社

瑞浪市釜戸町上平2111(上平)
【祭神】大鶴鷯命
【例祭日】10月12日
【由緒】上平の集落は、その名の通り士岐川左岸の河岸段丘の上に広がっている。この集落の中を通る県道の上平バス停から少し入った北東の山の麓に、若宮八幡神社がある。現存する棟札によると、明暦元年(1655)創建となっている。静かなたたずまいの神社であるが、釜戸の歴史を語る貴重な文化財を所蔵し、先人の労苦を偲ぶことのできる由緒ある神社である。江戸時代の農村では、山争いや水争いが絶えず繰り返されていた。
屏風山系峰山の境をめぐるこの争いは、慶長の頃から60年間も続いたが、寛文6年(1666)江戸の評定所において釜戸側の勝訴が確定した。昭和40年代初頭まで回り舞台があったが取り壊され、その跡に上平公民館が建てられている。
(岐阜県神社名鑑より)

祭神 仁徳天皇(にんとくてんのう)
若宮八幡神社
瑞浪市釜戸町2111番地(上平)

市指定文化財の鰐口(わにぐち)を伝える
 上平の集落は、その名の通り土岐川左岸の河岸段丘の上に広がっています。この集落の中を通る県道の上平バス停から少し入った北東の山の麓に、若宮八幡神社があります。
 現存する棟札によると、明暦元年(1655)創建となっています。
 静かなたたずまいの神社ですが、釜戸の歴史を語る貴重な文化財を所蔵し、先人の労苦を偲ぶことのできる由緒ある神社です。
 江戸時代の農村では、山争いや水争いが絶えず繰り返されていましたが、ここ旗本馬場氏領の釜戸七ヶ村と岩村領佐々良木村、椋の実(むくのみ)村の間でも激しい山境争いが行われました。
 屏風山系峰山の境をめぐるこの争いは、慶長の頃から六十年間も続きましたが、寛文6年 (1666)江戸の評定所において釜戸側の勝訴が確定しました。
 釜戸村では、この上平若宮八幡神社を相談の場所として幾度となく真剣な協議と調査を繰り返し、明細な資料を整えて出訴した結果、勝訴の判決を得たので、その喜びは一方ならぬものでした。
 そこで、村人は馬場氏の許可を得て、御用材20本を伐採し、寛文9年にこの神社を御礼再建致しました。
 馬場氏もこれを喜んで、勝訴の次第を刻んだ鰐口を奉納したのです。
 これが、代々大切に伝えられ、昭和54年市の文化財に指定されました。
 なお、境内の古い石造物としては、寛延4年(1751)と宝暦9年(1759)の石燈籠が一基ずつあります。
 また、昭和40年代初頭まで回り舞台がありましたが取り壊され、その跡に上平公民館が建てられています。
 社殿に向かって静かに拝礼する時、山争いに命をかけなければならなかった先人達のきびしい暮らしが偲ばれて、胸のふさがる思いが致します。
(瑞浪市の神社[H10発行]より)

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